美容はもちろん医療の分野でも注目されている「ヒートショックプロテイン(HSP)」とは

美容はもちろん、医療の分野でも注目されている
「ヒートショックプロテイン(HSP)」
いったい、どんなものなのでしょうか‥‥?
ヒートショックプロテインとは
ヒートショックプロテイン(HSP)とは、
傷ついた細胞を修復するタンパク質のこと。
別名「ストレス防御たんぱく」とも言われ、
免疫力を高めたり、コラーゲンの減少を抑制したり、
代謝を活発にして脂肪を燃やしたりと、いろんな効果があるのです。
人間の体の組織、細胞は、たんぱく質で構成されていますが、
このたんぱく質、とても傷つきやすい性質をもっています。
この傷ついたたんぱく質を修復するために生まれるたんぱく質が
「ヒートショックプロテイン」なのです。
ヒートショックプロテインの効果
ヒートショックプロテインの効果として、まずあげられるのが、
①「肌を若返らせる効果」
具体的には、
● 紫外線による細胞へのダメージや炎症を抑制する
● 紫外線によって傷ついた皮膚のDNAの修復を促進する
● コラーゲンの質の向上、産生量を増加させる
● コラーゲンの分解酵素を抑制する
● 紫外線ダメージによるシミ・シワを予防・修復する
など、さまざまな美肌効果があげられます。
また美容だけではなく、
②「免疫力アップ効果」があります。
ヒートショックプロテインは免疫細胞の一種である
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させる働きがあるので
がん細胞や病原菌を発見し退治してくれるのです。
ヒートショックプロテインそのものも、
がん細胞と結合して、自身ががん細胞であることを指標するため、
小さながん細胞をNK細胞が発見できるようになり、
より効率的にがんを駆逐することができるそうです。
そして、(私個人的には)うれしい効果に
③「代謝がアップして、痩せやすくなる」
ヒートショックプロテインは、傷ついた細胞を修復する働きがあり、
筋肉や各器官などの細胞も修復してくれるため、基礎代謝自体が上がり
痩せやすい体になると言われています。
ヒートショックプロテインを増やす方法
ヒートショックプロテインを増やす方法として、
ストレスを感じることをやると、ヒートショックプロテインは増加すると言われています。
<ヒートショックプロテインを増やす方法>
● 緊張 ● 運動 ● 加圧 ● 低酸素 ● 紫外線 ● 放射線
ヒートショックプロテインを増やす手軽な方法としてあげられるのが入浴と言われています。
▼ヒートショックプロテインを増やす効果的な入浴法
- 入浴前に十分な水分補給を行う(目安は入浴前後で500ml)。
- 40度~42度の浴槽に10~20分つかり、体温が38度以上になるよう温める。
- 入浴後はバスタオルなどで全身をくるみ、熱を逃さないよう10~15分間安静にする。
- 保温した後は、自然に体温を戻す。水分補給もしっかり行いましょう。
- 上記の入浴を週2回行う(HSP量が最大になるのは入浴2日後)。
- 効果が薄れてきたと感じた時は、この入浴法を1~2週間ほど休む。
このように、入浴も手軽にはじめられますが、
「放射線ホルミシス効果」のあるものを身につけるだけで、
ヒートショックプロテインを増やすことができます。
こちらは、身につけるだけでOKなので、
入浴よりも、もっと手軽な方法ですよね♪
まとめ
ヒートショックプロテインは、加齢によって減少していきます。
病気やケガが治りにくいのも、ヒートショックプロテインが
減少していることに関係しているようです。
ヒートショックプロテインを増やすためには、
適度なストレスを体に与えてることが必要になります。
入浴や放射線ホルミシスなどが手軽な方法なので、ぜひ試してみてくださいね♪