美肌と健康のためにも、AGEに気をつけて~!

こんにちは。
セルビューティラボの近藤です。
今日もご訪問いただき、ありがとうございます。
「糖化」とか「AGE」って、最近よく耳にしますよね。
ちょっと前までは美肌には「錆びない」がテーマだったのに、
最近では「焦げない」などとよく言われていますが…。
私も化粧品を開発した時に「抗糖化」作用のある成分を配合しましたが
まぁ、化粧品の成分だけで、糖化を防ぐことは、まず難しいですよね。。
やはり、まずは食べ物に気をつけないと…。
糖化って何?
アンチエイジングのキーワードとして、
これまで注目されてきたのが「酸化」でした。
「酸化」は、一言でいうと「活性酸素で体内の細胞が傷つけられること」。
この「酸化」の陰に隠れていた老化の新たな仕組みが「糖化」です。
「糖化」とは、「たんぱく質と、糖質が結びつく反応により、たんぱく質が劣化すること」。
人のカラダは、ほとんどが「たんぱく質」で出来ています。
この「たんぱく質」が「糖化」により劣化してしまうということは当然、
老化がどんどん進んでしまうということなのです。。
AGEって何?
では、AGEというのは何でしょう?
実は、「糖化されたタンパク質」から、ある悪玉物質が作られるのですが
その悪玉物質が「AGE」なのです。
これは、活性酸素をはるかにしのぐ老化の元凶と言われ、
強い毒性を持っています。
「AGE」は日本語でいうと「終末糖化産物」といいますが
一度作られてしまった「AGE」が、
元のタンパク質に戻ることは決してないのです…。
だからこそ、体内にドンドンたまっていき、
老化を進めさせてしまうのです。。
AGEの怖さとは…
AGEが恐ろしいのは、
私たちのカラダを作っている「たんぱく質を攻撃」すること。
攻撃して、その機能を低下させてしまうのです。。
その結果・・・
● コラーゲン繊維を老化させる
● 血管を老化させる
● ガンを生みだす(転移にも関係している)
● 骨の老化を加速させる
● 白内障を進める
● 高血圧になる
● 糖尿病になる
● 認知症、アルツハイマー症を発症させる
● 肥満、メタボの原因になる
といった肌だけでなく、カラダ全体に悪影響を及ぼす
恐ろしい物質なのです。。
AGEが含まれた食品は摂らないこと
AGEは毎日少しずつ体内で作られていますが、
それ以外に、AGEを含む食べ物を食べることでも
AGEが体内に蓄積されていきます。
食品に含まれるAGEの大半は、消化で分解されますが、
全体の10%ぐらいは、分解されず、AGEとして体内に溜まってしまいます。
皮膚のコラーゲン繊維は、寿命が15年と言われていますが、
このコラーゲン繊維にAGEがつくと、10年以上にわたって
AGEは体内に留まり続けることになってしまいます。
また、眼球の水晶体のクリスタリンや、ヒザなどの間接軟骨のコラーゲン繊維は
とても寿命の長いたんぱく質で、なんと117年とも言われています。
ということは、生まれてから死ぬまで、一度も代謝されることがないのです。
そんなところにAGEがたまってしまったら、
一生涯にわたって蓄積量はドンドン増えるばかりで、
減ることはないのです…。
だからこそ、たとえ少量でも、AGEが含まれた食品は
摂らないほうがいいのです。
AGEを減らす方法
AGEを減らすには、最低限でも、以下の4つのポイントだけは
守るようにしましょう!
【ポイント1】AGEを含む高温調理した肉類、揚げたジャガイモなどの摂取を控える
【ポイント2】食後高血糖を招き、AGEを増やす砂糖や精白された穀物を避ける
【ポイント3】AGEを低下させるビタミンB群、カテキンなどの抗酸化物質を積極的に摂る
【ポイント4】食後は軽く運動し、AGEをつくる紫外線を避け、適量のお酒を楽しむ
まとめ
老けたくないなら「AGE」を体に溜めてはいけません。
「AGE」は、肌のシミやシワだけでなく、カラダに重大な悪影響を及ぼすのです。
だからこそ、いくつかの注意点を守って、なるべくAGEを溜めない生活を
するようにして、老化を遅らせて、楽しい人生を送りたいですね♪